高品質基板の性能も支えます
 今やあらゆる電気製品に使われてる基盤。そこは幾何学模様の無数のプリント配線の世界です。この配線上にさまざまなパーツが接続され、製品として機能しています。
 基盤は大量に生産されます。中には、プリントが確実でない、不良品も生産されてしまうこともあるため、配線の通電チェックは必須です。プリントされた配線の両端もしくは中間点をテスタを使って通電テストします。
今お使いのコンピュータにも・・・・
 しかし、これだけ無数の配線をすべてチェックするためには、気の遠くなるような手間が必要です。コストも莫大となり、製品価格が高騰してしまうでしょう。
 そのため今までは、主要な配線だけをチェックするという方法が取られていました。
基板のクローズアップ  
 すべての配線をチェックするには、まず基板上の配線を左図のように全ての配線にテストするための穴があいています。ここを通電テストをすれば、全ての配線のチェックは可能です。1度にすべてチェックするには、この穴の位置に合わせてテスタの端子を配置したものを使えば一瞬にして通電テストができます。
 
 ここで問題なのは、基盤の保護です。基盤はキズや折れに弱いため、一斉に無数のテスタ端子を挿せば、僅かなズレで基盤を損傷させてしまいます。基盤を傷つけずに一斉にテスタをかけるには、テスタの端子をやさしく基盤に触れさせてやる必要があります。
 そこでファインパーツの技術が役立っています。小さな端子の1つ1つにスプリングを使ってクッション性を持たせました。これによって基盤を傷つけることなく、一斉にテスタをかけることが可能となり、安定した品質で大量の基盤供給が可能になっているのです。


どこにファインパーツが?
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